A New Life  ロサンゼルスから

 
 My second book; Beautiful Things ~ A New Life Together ~ 

My second book; Beautiful Things ~ A New Life Together ~ 

最後に書いた時からすっかり時が経ってしまい、もうあと2ヶ月もすると次の春。

結婚を機にカリフォルニアのロサンゼルスで全く新しい生活を始めた私は、ここにいることをとても自然に感じながら、幼いころ心に思い描いた大きな青空の下を毎日歩いています。

毎朝6時半に起床し、ラニヨン キャニオンパークへ夫と1時間ほどハイキングへ出かける。夫がシャワーを浴びて仕事へ出かける支度をする間に、新聞を取りに行って朝らしい音楽のレコードをかける。セイジを少し燃やして居間を清める。お湯を沸かしてホットレモンを用意する。2人分のグリーンジュースを作ったら、ダイニングで新聞を読みながら、今日1日の話をする。夫がコーヒーを淹れてくれたら、ランチを渡して見送る。

午前中は夕食のメニューを考えながら掃除や洗濯、植物の手入れをする。昼前にヨガマットの上で1時間ほどプラクティスをする。午後は外へ出かけて私の仕事にかかる。車に乗らない私は、どこまでも歩く。夜は夕食の後、家庭菜園のミントをちぎってきてたっぷりお茶を入れる。

日曜日の朝はそれぞれの街にファーマーズマーケットが立つので、夫と一緒に野菜と果物、あとはパンやお花を一週間分仕入れる。午後は骨董市を訪れたり、夕日を見に山か海へと行ってみる。

愛する人と、そんな普通のことができる、ルーティーンの中にある幸せを分かち合うことのできる毎日が本当に嬉しい。

こちらにきた最初の頃は、そんな幸せを受け入れることがうまくできなかった。いつも心のどこかで、幸せを受け取ったらどこかへすぐそれを寄付しなければ、そんな思いがありました。幸せの裏にある責任のようなものと静かな葛藤があった気がします。メールでもビジネスアクションでも、即時のレスポンスが良いとされる、そんな世界で忙しい毎日をずっと生きてきたからか、何かをそのまま受け入れ、心と時間をかけてお返しするということを忘れていました。手紙をもらったら、便箋を買いに行って下書きをし、返事を書いて投函した小学生の頃を思い出しました。

1日1日、瞬間瞬間に向き合いながら暮らすことのできる喜び、そしてその中で毎日新しい何かを学ぶことのできる有り難さを、どんな時も忘れないように。そして何より、愛する人がそこにただいてくれること、仕事にいったら無事帰ってきてくれる、そんな小さなことへの有難うを決して忘れないように。

この半年間考えていたことは多くあり、それはうまく書けないし、自分がちゃんと分かっていれば外に知らせなくてもそれでいいと思う。年が明けてもうすぐ春がきそうなこの頃、私の中に明確にあるのは、急がなくていいということ、つまり今という瞬間を一生懸命素直に生きるということ。常に変化する自分、周り、考えを喜んで受け入れる。その中で出会う人やものを大切に、そこから感謝の創造(他人の幸せにつながる私らしい表現・活動)をしていきたい、そんな思いです。

 

毎朝のハイキングは、私のとっての瞑想の時間。眩しく照らすカリフォルニアの朝日と照らされる植物、地面、空、そして一緒に歩いてくれる夫。一人で歩いているように思える時でも決して一人で歩いていることはない、周りとの関わり、そしてその支えの中で生きる自分を再確認する、そんな毎朝の時間をまずは大切に。